ローマ通りを抜けると、高くそびえるサン・ジョヴァンニ洗礼堂が姿を現します。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂は、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)の向かい側に建つ八角形の洗礼堂で、町の守護聖人であるサン・ジョヴァンニに捧げられたもので、3つのブロンズの扉が出入口になっている。
扉は、北と南そして東側にあるギベルティがが作った扉には、10枚のパネルに旧約聖書の挿話が描かれています。
この扉を見たミケランジェロが『天国の扉』と呼んだそうです。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂は、フィレンツェの宗教の中心地であるドゥオーモ広場にサン・ジョヴァンニ洗礼堂とジョットの鐘楼の3つの名建築が一堂に会する広場です。
建物全体がとても大きく写真に全体像を納めるのがとても難しく、町の中心にこれだけ巨大なドゥオーモを作った技術はとてもすばらしい技術を感じさせるものでした。
その中でもひときは高い姿を見せているのが、ジョットの鐘楼です。
この鐘楼は、日本映画、冷静と情熱のあいだの舞台にもなり、上部テラスでのシーンがありましたように、テラスまで上がることができます。
上部テラスまでは、85m・414段の階段を上りきると、フィレンツェのまちなみを360度見渡せるテラスに出ることができます。
フィレンツェのシンボル的存在の建物をドゥオーモ広場からのんびり眺めているだけでも飽きないくらいの見事さです。