ジュリエットの家を抜けて、広い通りに出てくると、カフェやファッション品などを販売する店が並んでいるとても賑やかなところに出てまいりました。
その先には、とても大きな円形の建物があり、そばまで行ってみると、なんと1世紀に建てられたオペラ劇場のアレーナだそうで、現在でも6月には、オペラの公演が開かれているそうです。
このアレーナは、ローマ時代の円形劇場としては、ローマのコロッセオ劇場に次ぐ規模をもった劇場だったそうです。
劇場の周りは、とても広い公園のようになっていて、劇場近くには、不思議な形をした鉄柱が半円を描くように立っています。
どのような意味を成す物かは良く分かりませんが、古い劇場のそばに立つ不思議な景色でした。
ヴェローナの街の中心には、城壁がありましたが、現在では、ほんの僅かだけ形を残しているところがありました。
この街の歴史を感じさせる風景の一コマのようです。
ヴェローナの街は、北イタリアの中でもミラノやヴェネツィアのようにあまり名は、知られていませんが、この地がロミオとジュリエットの舞台であったことも、ヴェローナに来て始めて知らされた事でした。
イタリアの歴史の深さを感じさせてくれる街です。
ヴェローナの街を加工用に立つ外壁を出て、次の目的地ヴェネツィアへ向かうことにします。