発掘されたポンペイの街の北側には、この町を飲み込んだヴェスヴィオ火山が、何事もなかったように雄大な姿を見せていました。
神殿のそばには、沢山の柱が上の部分を失い根本の一部だけを残した姿で並んでいます。
他にも、柱の一部を失い補強して当時の姿に戻されているものなどもありました。
修復された建造物を見ると、これだけのものを重機のない古代ローマ時代に人の手で作り上げた技術には、驚かされる思いを感じます。
神殿を中心として、街には人や馬車が通る道が東西南北に通っています。
馬車の通り道には、2本の溝が出来ており、馬車が何度も通った痕跡が伺えます。
要所要所に馬車止めも設置されていました。